板橋区議会議員の近藤タカヒロです。
今回は、2024年11月14日〜16日におこなわれた「いたばし産業見本市」に行ってきました!
いたばし産業見本市とは?
いたばし産業見本市とは“ものづくりの板橋”で開催する、製造業を中心とした産業の祭典のことです。
「いたばし産業見本市」は、区内製造業を中心とした企業が優れた製品や技術をPRするビジネス展示会として、区内外から多くの来場者を迎え、活発な技術交流や商談の場としてご利用いただいておりました。
第28回となる今回は、平日2日間だった開催日を、土曜日を加えた3日間に拡大し、1日目・2日目は<ビジネスデ―>、3日目は<パブリックデー>とし、スケールアップした産業の祭典として開催いたします。
引用:いたばし産業見本市の公式サイト
主催:いたばし産業見本市実行委員会事務局
住所:東京都板橋区板橋2-65-6 板橋区情報処理センター 5階
電話:03-3579-2193(平日 9:00~17:00)
HP:https://itabashi-industrial-tradefair.com/
株式会社 ルケオさん
株式会社ルケオさんでは、「偏光板」を製造されています。
偏光板は、パソコンやタブレット、スマートフォンなどに使われる重要な技術です。
具体的には、以下の特徴があります:
光を制御する技術
偏光板を2枚使用することで、光を透過させたり直交させたりできます。
これにより光の進行を遮断するなど、精密な制御が可能になります。
お客様のご希望に応じたサイズや性能の偏光板を1枚から製造・販売可能です。
応用技術:歪み検査用の製品
もう一つの注目技術として、「歪み検査」に使われる偏光板もご紹介いただきました。
透明で光を通す素材であれば、この技術を利用して製品の品質確認が可能です。
株式会社ルケオでは、この検査用偏光板の製造も手がけています。
株式会社ルケオさんの技術は、私たちの生活にも密接に関わっています。
例えば、鉱物や細胞の検査に使われる「偏光顕微鏡」。これらに使用される偏光板は、株式会社ルケオさんの製品です。
名称:株式会社ルケオ
住所:東京都板橋区大山金井町30番9号
HP:https://www.luceo.co.jp/
東京都社会保険労務士会 板橋支部さん
今年、初出展となる「社労士会板橋支部」の皆さま。
社労士の支援活動のご紹介
板橋区内の企業や創業者を対象にした支援活動のご紹介。
普段は馴染みの薄い活動内容を広く知っていただくためのPR。
ブースの担当者の方によると、「多くの方に我々の活動を知ってもらい、地域の企業をさらにサポートできればと考えています」とのことでした。
初登場!公式キャラクター「シャロロン」
今年の見本市で初めてお披露目された公式キャラクター「シャロロン」も。
地域の企業支援や産業振興を象徴するキャラクターとして、今後ますます活躍が期待されます。
本日は、今年初出展のブースから活動内容と公式キャラクター「シャロロン」をご紹介しました。
名称:東京都社会保険労務士会 板橋支部
住所:東京都板橋区板橋1-53-17-302
HP:https://itabashi-sr.jp/
株式会社 志村製函所さん
志村製函所さんの山下さんにお話を伺いました。志村製函所さんの技術には以下のような特徴があることが分かりました。
段ボールに直接印刷する技術
段ボールといえば茶色のシンプルなイメージがありますが、デザインを組み合わせることで目を引く新しい段ボール製品を作り出しています。
多彩な表現力
高精細な印刷も可能。
アート作品だけでなく、細かなデザインや色彩も美しく再現できます。
今回の産業見本市では、各ブースの社名パネルも志村製函所さんが手掛けているそうです。
これらのパネルは、単なる段ボールとは思えない鮮やかでインパクトのある仕上がりとなっています。
アートパネル
一見すると高級なアート作品に見えますが、実は全て段ボールでできているという驚きの技術です。
「これが家にあったら空間が一気に引き締まる」と感じるほどのクオリティで、インテリアとしても注目されそうです。
小物デザインも充実しており、幅広い用途に対応できる可能性を感じます。
志村製函所さんは、段ボールの可能性を広げる新しい価値を提供してくれる企業です。
名称:株式会社志村製函所
住所:東京都板橋区志村1丁目19番地12号
HP:https://shimura-seikan.co.jp/
国立研究開発法人 理化学研究所さん&池上金型工業株式会社さん
最後は、理化学研究所板橋分室さんと一緒に共同研究をされている池上金型工業株式会社さんを紹介します。
理科学研究所では、光の干渉を利用した「虹色加工」の技術を展示しています。
虹色加工の特徴
溝のピッチ感覚や深さを調整することで発色を変えることが可能。
見る方向によって色が変わる「構造発色」の一種で、特にレインボーカラーを実現する技術として注目されています。
技術の高度性
高精度な加工技術と独自の設計手法が必要。
金属の金型を用い、この加工をプラスチックに転写することで量産が可能となっているとのこと。
金属からプラスチックへの転写
金属の金型を作り、そこからプラスチックに転写。
大型の金型や立体的な形状にも対応可能。
立体物への応用
プラモデルなどの立体物の一部に虹色加工を施すことも可能。
応用範囲は幅広く、装飾から機能性のある用途まで期待されています。
名称:国立研究開発法人 理化学研究所 板橋分室
住所:東京都板橋区舟渡3-22-4 第二工場ビル102、204
HP:https://www.riken.jp/
名称:池上金型工業株式会社
住所:埼玉県加須市豊野台2-664-8
HP:https://www.ikegami-mold.co.jp/
企業の技術が存分に楽しめる「いたばし産業見本市」
今回は、いたばし産業見本市に出展されている企業の皆さまにお話しを伺うことができました。
また11月16日の最終日には「子供向けのワークショップ」も実施されており、大変好評でした!
2025年も開催される予定ですので、興味がある方はぜひ足を運んでみてください!