板橋区議会議員の近藤タカヒロです。

今回は、私が今年度所属している「文教児童委員会」で、岐阜・名古屋の教育現場を視察してきましたので紹介いたします!
7月30日と31日の二日間、文教児童委員会の一環として岐阜市と名古屋市の教育現場を視察してきました。
今回のテーマは「不登校対策」と「新しい学びのスタイル」。
全国的にも注目されている取り組みを直接見てきたので、その様子をご紹介します。
岐阜市立草潤中学校:学びの多様化、不登校対策支援について


最初に訪れたのは、岐阜市立草潤中学校です。



ここは不登校特例校として令和3年に開校した新しいスタイルの学校です。
制服や校則はなく、授業もオンラインで配信され、自宅や校内の好きな場所で受けられます。
まさに「学校が子どもに合わせる」という考え方でつくられており、自由で安心できる環境づくりが印象的でした。
タブレットやICTツールを活用したデジタル支援


岐阜市立草潤中学校では、ハイブリッド型授業やタブレットの活用、学習データを元にした授業改善など、デジタルを生かした学びの支援体制が整えられています。
デジタルをうまく取り入れることで、一人ひとりの学びをサポートする姿勢が見られました。
ここタンで心の変化を見える化する工夫


そして興味深かったのが、「ここタン」という仕組み。
小さなSOSを見逃さないための工夫であり、不登校対策にとても効果的だと感じました。
名古屋市「ナゴヤ・スクール・イノベーション」


2日目は、名古屋市が進めるナゴヤ・スクール・イノベーションについて視察しました。



ここでは「一人ひとりに合った学び」と「仲間と一緒に取り組む学び」を両立させることを目指しています。
まさに子どもたちの未来に必要な教育改革だと感じました。
行政と民間企業との連携し新しい取り組み


ユニークなのは、市内の幼稚園から高校までの学校と、民間企業がタッグを組んで新しい授業や取り組みを実践している点です。
例えば探究型学習やICTを使った授業の実験などが行われていて、学校と地域、そして社会をつなぐ取り組みになっています。
名古屋市立山吹小学校ではオランダ発祥のイエナプラン教育の取り入れる


さらに、名古屋市立山吹小学校ではオランダ発の「イエナプラン教育」を取り入れた実践も始まっていました。
自分で選び、仲間と協力しながら進める学びは、とても新鮮でした。
東京都、板橋区にしっかりと意見を届け、体制を整えていくよう働きかけていく


今回の視察を通じて、不登校の子どもたちを支える新しい学校の形や、一人ひとりに合わせた多様な学びの実践を実際に見ることができました。
岐阜・名古屋の先進的な取り組みは、まさに「子どもに寄り添った教育」のモデルであり、板橋区でも大きな示唆を与えてくれるものだと感じます。



改めて、子どもたちが安心して学べる環境を整えていくことが私たちの使命だと強く思いました。
区民の皆さんの声と共に、一歩ずつでも確実に前へ進めていけるよう、これからも力を尽くしてまいります。