
板橋区議会議員の近藤タカヒロです。
板橋区平和公園の中に位置し、緑に囲まれた落ち着いた環境が魅力です。

「緑と文化を象徴する図書館」という理念のもと設計された板橋区立中央図書館を、館長の山田さんに案内していただきましたのでご紹介します!
緑豊かな板橋区立中央図書館&いたばしボローニャ絵本館


板橋区立中央図書館は、2021年3月28日に板橋区平和公園内に新しく移転・開館した、板橋区図書館の中心館。
併設されている「いたばしボローニャ絵本館」は、世界各国から集められた海外絵本を多言語で所蔵しており、「絵本のまち板橋」の文化発信拠点としての役割も果たしています。
- 名称:板橋区立中央図書館
- 住所:東京都板橋区常盤台4丁目3−1
- 最寄り駅:東武東上線「上板橋」駅より徒歩5分
- 開館時間:10時〜20時
- 休館日:第二月曜日・月末日※
- 連絡先:03-6281-0560
※土曜・日曜・祝休日(注)と重なるときは開館し、直後の土曜・日曜・祝休日以外の日が休館日になります。
・3月31日は土曜・日曜・祝休日でも休館します。
・年末年始(12月29日から1月4日)
・特別整理期間
板橋区立中央図書館の魅力&各階の紹介


ここからは中央図書館の館長、山田さんに中央図書館を案内していただきました。



中央図書館館長の山田です。本日はどうぞよろしくお願いいたします。



こちらこそよろしくお願いいたします!
3階(板橋区立中央図書館)





最初に3階からご案内しますね。
3階は一般図書(小説から専門書まで)を揃えたフロアで、『利用者一人ひとりの書斎』のような落ち着いた雰囲気を目指して設計されています。
上記タップすると見たいエリアにジャンプできます。
J:板橋区コーナー/櫻井徳太郎コーナー







こちらは板橋区出身の民俗学者、櫻井徳太郎先生に関する展示エリアです。
先生の関連資料や郷土資料館所蔵品を展示し、毎月テーマを変えています。地元の歴史写真や古い資料もあり、館内閲覧のみ可能な貴重書は背表紙に「館内」シールで区別されています。







また、こちらは「板橋区コーナー」で、地域の話題を取り上げています。
たとえば世界3位のロボコンの展示や、常盤台の相撲部屋の紹介など。公文書館、郷土資料館と連携して、毎月テーマを替えています。
K:学習ルーム







こちらは学習ルームで、座席は予約制です。来館時に空いていればすぐご案内可能です。
このフロアでは静粛を保つためパソコンは使用できない決まりになっています。パソコンでの学習が必要な人には別フロアの専用席がありますので、そちらを利用していただいています。


L:レファレンスカウンター/レファレンスコーナー





レファレンスカウンターは、図書館員が本や資料探しを手伝う相談カウンターです。



レファレンスカウンターでは、どんなことをされているんですか?



「昔読んだ本なんだけど、こんな内容(ワンフレーズ)だった…」「星が出てくる本なんだけど、作者は男性で…」など断片的なキーワードしか分からない、ということもありますよね。
そういったキーワードをつなげて本を探すお手伝いをする場所になります。
M:インターネット閲覧用パソコン席


こちらが、インターネット閲覧可能なパソコン席。



色々なサービスが提供されていて、とても便利ですね!
展示資料室/対面朗読室











こちらは点字資料室です。
ここでは、東京都から提供される行政情報や、板橋区からのお知らせなどを点字にして備えています。


点字資料室の奥には対面朗読室があり、「自分の持っている雑誌や新聞を読んでほしい」といった方の要望に対して、朗読ボランティアが読み上げてくれるサービスを受けられます。
さんさんテラス









こちらは、さんさんテラスです。
一般的に図書館は館内飲食禁止なんですけれども、このエリアは飲食可能になっています。



開放感もあってすごい素敵なエリアですね!



本を読みながらゆっくりドリンクを飲んだりができるため、とても人気のエリアになっています。
また、太陽の動きに合わせて計算された向きに日除け板がありますので、紫外線が本に直接あたらない工夫が施されています。
2階(板橋区立中央図書館)





続いて2階のエリアを紹介します。
上記タップすると見たいエリアにジャンプできます。
F:一般開架


さまざな本がたくさん並んでいる、一般開架。



2階には漫画も置かれており、子どもたちが本を取ってもらいやすくする工夫がされています。
G:インデックスコーナー









こちらのインデックスコーナーでは、月に1〜2回ほどテーマを変えて本の特集展示をしています。
今はちょうど「芸術の秋」ということで、芸術に関する本を展示したり、向こうには食に関する本を並べたりしています。
H:CD/DVD視聴ブース


2階の総合カウンターで受付していますので、ご希望の際は職員さんに声をかけてみてください。
I:ティーンズコーナー







こちらは、ティーンズコーナーになります。
区内の中学生たちが一押しの本を探してくれて、同じような年代に向けてオススメコーナーを作ってくれているんです。



子どもたちが自ら動いてくれるのは嬉しいですね。



ティーンズ世代の読書率というのが、全国的にも課題の一つでもありますので、同じ世代の皆さまにご協力いただき、さまざまな仕掛けを作り、本を読みたくなるような環境づくりに取り組んでいます。
1階(板橋区立中央図書館)





続いて1階です。
1階には児童コーナーや、いたばしボローニャ絵本館が併設されており、親子で楽しめるスペースとなっています。
上記タップすると見たいエリアにジャンプできます。
A:児童コーナー









こちらは、児童コーナーになっており、読み聞かせ用の大きな絵本など、親子で楽しめるコーナーになっています。









また、こちらは板橋区の団体ボランティアさんが作ってくださった手作りの絵本です。



これは凄い!素材もそうだし子どもが喜びそうですね!



字が読めなくても見て触って楽しめる貴重な手作りの本になっていまして、洗濯から管理までボランティアの方でしてくださっています。
点字つきえほん






こちらのコーナーは、目の見えないお子さんでも楽しめる点字つきのえほんコーナーになっています。
B:おはなしの部屋







こちらは、おはなしの部屋です。
こちらのルームで、お話し会や読み聞かせなどを実施しているのですが、声が外に漏れないようになっているので、親御さんが安心して子どもたちとお話しできるスペースとなっています。



図書館で声を出してもいいのは嬉しいです!これなら親も安心して図書館に子どもたちを連れていけますね!
絵本づくりワークショップ









こちらでは、区内の小学生・中学生を対象に絵本ワークショップを開催しています。
子どもたちがすべて考えたお話しや絵を製本していますね。



こちら前にきたときに「クオリティが高いな」と思ったんですよ。



ワークショップの中で、実際に絵本作家さんが来てくれて作品作りの説明、ノウハウを教えてくださいます。
それがやはり「将来絵本作家さんになりたい」というお子様に人気で、いい経験になるワークショップになっています。
C:いたばしボローニャ絵本館







こちらが、「いたばしボローニャ絵本館」のエリアになります。
現在は、ボローニャ市と友好都市交流20周年記念イベント※があり、POPを飾っています。
※板橋区・ボローニャ市友好都市交流協定締結20周年記念イベントは、令和7年9月9日(火曜日)から令和7年9月24日(水曜日) 午前9時から午後8時まで。
※撮影は9月15日となり、撮影当時のイベントとなります









こちらの特徴的な建物は「ポルティコ」と呼ばれます。中央図書館の建設にあたりイタリアで行われたコンペで受賞した作品であり、その建築を実際に移築していただきました。
板橋区・ボローニャ友好都市記念スタンプラリー(令和7年9月9日から令和7年9月24日まで)








いたばしボローニャ絵本館のポルティコでは、現在板橋区役所と連動して、「板橋区・ボローニャ市友好都市交流協定締結20周年記念スタンプラリー」を開催(9月9日〜9月24日)しています。









こちらは板橋区役所の様子です。
板橋区役所は9月16日〜9月26日までスタンプラリーを実施中ですのでぜひ足を運んでみてください!
ぜひ中央図書館と板橋区役所に行ってスタンプラリーを完成させてみてください!
世界の書棚(いたばしボローニャ絵本館)







こちらは、世界の書棚です。
アジアからスタートし南米までポルティコを囲むようにできており、この棚でグルっと世界を一周することができるコンセプトになっています。
セット絵本(いたばしボローニャ絵本館)









また、こちらはセット絵本になっています。
セット絵本は、日本の絵本が外国語に訳されたり、逆に世界の絵本を日本語に訳したり、子どもたちが海外の言語を見比べてわかりやすく覚えていただけるようになっています。



この取り組みはとても素敵ですね!
子どもたちも好きな絵本なら、興味をもって自然に外国語に触れることができますもんね!




また、現在「いたばし国際絵本翻訳大賞」が開催中です。



大賞になるとセット絵本のように、自分が訳した本が絵本になります!
詳細はこちらで詳しく解説していますので、ぜひご確認ください。


しかけ絵本





ここでは、子どもたちがワクワクするような絵本をたくさん置いています。
たとえば、しかけ本や飛び出す絵本など見ていて楽しくなるような本があり、よく親子で楽しんでくださっていますね。







僕も子どもの頃は飛び出す絵本が大好きでした!



そうですよね。しかけ本は世界各国の絵本を揃えているのでとても好評です。
絵本ガイドデスク







図書館には、たくさんの絵本があります。
「どれを選べばいいだろう」「子どもにぴったりの絵本と出会いたい」そんな時には、ぜひこちらの絵本ガイドデスクに相談してください。
D:図書館ホール





こちらは、図書館ホールになっていまして、期間によってさまざな展示がされているエリアになります。
E:カフェ




中央図書館の1階にはカフェが併設しています。ほっと一息つきたいときに利用できます。
地下1階(板橋区立中央図書館)





最後に、本を貯蔵している地下一階をご案内します。
自動化書籍













こちらが自動化書庫になります。
中央図書館では、すべての本をICタグで管理しております。目的の本を検索した場合、この書庫が自動的に動き、その本が入ったボックスを表に届けてくれるシステムになっています。



これは…!物凄く広くて圧巻の光景ですね!





このシステムのおかげで、職員が膨大な本の中から在庫を探したり、目的の本を取りに行ったりする時間を大幅に削減でき、利用者の方をお待たせすることもなくなりました。



職員さんにとっても助かりますし、中央図書館を利用する利用者にとっても時間がかからずに目的の本を探してくれるのは嬉しいですね。


こちらの装置で、目的の本を取り出したり、逆に片付けたりできるそうです。



ものすごい装置で、驚きました!
板橋区立中央図書館&いたばしボローニャ絵本館は、一人でも家族連れでも楽しめる工夫がいっぱい


今回、板橋区立中央図書館を実際に取材させていただき、各フロアの設備や工夫を詳しく見てきました。



正直想像以上に楽しく、一人でも家族揃ってでも楽しめる空間だと思いました!!



ありがとうございます。
板橋区立中央図書館では、本の魅力をこれからも発信していきますので、ぜひ皆さま足を運んでみてください!
館長の山田さん、案内していただき本当にありがとうございました!
館内には、世界の絵本を収めた「いたばしボローニャ絵本館」をはじめ、児童コーナー、一般書コーナー、ティーンズルーム、学習ルーム、郷土資料の「板橋区コーナー」など、多世代が利用できるスペースが整っています。
子どもから大人まで、誰もが安心して本と向き合える環境が整っており、まさに板橋の“知と文化の拠点”だと感じましたので、まだ訪れたことがない方は、ぜひ一度足を運んでみてください!