板橋区議会議員の近藤タカヒロです。
現在、上板橋駅の南口周辺では、ここ数年、建物の解体や道路の工事などが段階的に行われています。
近藤タカヒロ「なんの工事をしているの?」という声も多く寄せられていますが、これは板橋区と東京都が進めている 「上板橋駅南口駅前地区市街地再開発事業」に基づくものです。


- 板橋区公式HP「上板橋駅南口駅前地区」
- 板橋区公式HP「上板橋駅南口駅前地区のまちづくりの状況について」PDF
- 板橋区公式HP「上板橋駅南口駅前広場等の公共施設説明資料」PDF
- 東京都都市整備局公式HP「上板橋駅南口駅前東地区第一種市街地再開発事業」
- 東京都都市整備局公式HP「上板橋駅南口駅前西地区第一種市街地再開発事業」
- 東京都都市整備局公式HP「上板橋駅南口駅前東地区市街地再開発組合の設立を認可します:計画概要」PDF
上板橋駅南口の駅前工事・再開発は「安全で歩きやすい駅前」をつくるため


上板橋駅南口の駅前は、平成16年(2004年)11月15日に都市計画決定が行われており、
- 道路が狭い
- 木造住宅が密集している
- 駅前広場がない
といった課題が長年指摘されてきました。



こうした背景から、安全性と利便性の改善を目的に、上板橋駅南口では再開発が進められてきました。
このエリアでは、整備を進める順序や区域の特徴に応じて「東地区」と「西地区」に分けて計画が進められています。


その後、先行して整備を進める上板橋駅南口駅前「東地区」では、再開発を運営するための再開発組合が東京都知事により令和3年(2021年)3月26日に設立認可を受けました。
つまり、「昔から課題のあった駅前を、安全で歩きやすく、使いやすい場所にするために工事が始まった」ということになります。
これからの再開発で上板橋駅南口はどう変わる・なにができる


南口に駅前広場が新設される


再開発後の大きな変化の一つが、南口に約3,900㎡の駅前広場が整備されることです。
ここはバス、タクシー、自転車、歩行者の動線を整理し、安全で歩きやすい空間になります。
さらに、
- 約1,500台の駐輪場
- 幅16mの道路(区画街路8号)
なども整備される予定です。
道路拡幅と歩行者空間の改善


現在の狭い道路が広がり、歩道もゆとりのあるつくりに変わります。
災害時の避難路としての機能が強化されるだけでなく、ベビーカー・高齢者・車椅子の方でも安全に移動しやすい環境になります。
高層複合ビルが建設される(東地区)


東地区では、商業施設と住宅が一体となった高層ビルが建設されます。
いずれも複合用途で、駅前の利便性を高める施設になる予定です。
上板橋駅前南口の「東地区」と「西地区」の再開発・工事は段階的に進む


上板橋南口の再開発は、一度に全域が進むわけではありません。
上板橋駅前南口を「東地区」「西地区」に分けており、それぞれで進捗が異なります。
上板橋駅南口【東地区】(進行中)
- 令和3年に東京都知事が組合設立を認可
- 令和5年に権利変換計画が認可
- 建築工事は令和7年(2025年)4月から着工予定
上板橋駅南口【西地区】(計画中)
- 令和3年7月10日に準備組合が設立
- 現在も事業手法・計画の検討段階
駅前全体が一度に変わるのではなく、段階的に整備が進むのが特徴です。
2025年11月の上板橋駅南口の様子




























上板橋駅南口の現状について


今回は上板橋駅南口の再開発の進捗についてお伝えしました。
上板橋駅南口の再開発は、「安全で歩きやすく、災害に強い駅前をつくる」という目的のもと、都市計画決定や東京都の認可を経て進められている事業です。



近藤タカヒロは、これからも板橋区の区議会議員として、今後も街の情報をわかりやすいように発信していきます。
どうぞ応援よろしくお願いいたします!









