板橋区議会議員の近藤タカヒロです。

今回は、成増団地跡地において大規模な工事をしている「第二成増幹線」について、東京都下水道局の資料をもとに現在わかっている情報をお伝えいたします。


東京都下水道局の情報によれば、成増団地跡地を含む成増地域で進められている「第二成増幹線」工事は、地域の浸水被害を防ぐための重要な公共事業です。
「第二成増幹線」工事の目的、決定の経緯、現在の進捗と今後の計画、そして工事完了後について、公式資料をもとに説明します。
- 東京都下水道局:https://daininarimasu.jp/
- 東京都下水道局「第二成増幹線工事に関する説明会 お知らせ」PDF
- 東京都下水道局「第二成増幹線工事に関する説明会 配布・説明資料(発進立坑側)」PDF
- 東京都下水道局「第二成増幹線工事に関する説明会(令和6年12月12日(木)開催)質疑応答一覧」PDF
- 東京都下水道局「第二成増幹線工事に関する説明会(令和6年12月14日(土)開催)質疑応答一覧」PDF
成増団地跡地にできる第二成増幹線工事の目的(板橋区)




この工事の目的は、成増地域で発生してきた豪雨による浸水被害を大幅に軽減することです。
近年、都市化により雨水が地面に浸透せず、道路や建物に流れ込みやすくなっています。
成増地区における「第二成増幹線」決定の経緯


東京都下水道局の説明によれば、成増地域では過去に何度も浸水被害が報告されています。
特に平成28年や29年の大雨では道路や建物に浸水が発生し、地域住民の生活に影響が出ました。







写真では伝わりづらいですが、成増は坂が多い地形のため、白子川周辺地域は成増駅周辺と比べ標高差が大きく、相対的に低くなっています。
東京都はこの状況を受け、第二成増幹線の計画を立案。


約2.2km、直径約2.8m、深さ16~40mの大規模地下トンネルを建設することで、既存設備の補強と浸水対策を行う方針を決めました。
現在の第二成増幹線工事の進捗と今後のスケジュール


当初、工事は令和5年度(2023年度)から着工予定でしたが、公園や道路、鉄道の管理者との調整に時間を要したため、スケジュールは見直されました。ただ現在は2024年末から着工されています。


工事の施工順序は次の通りです
- 準備工
- 成増北第二公園、撤去工事・仮囲い設置
- 地中連続壁設置
- 立抗掘削
- 防音ハウス
- シールド工事
工事の完了は令和13年度(2031年度)の予定です。工事中は交通誘導や防音対策を実施し、生活環境への影響をできる限り抑えると説明されています。
第二成増幹線完了後の未来


東京都下水道局の情報によれば、この工事が完了すれば、成増地域の浸水リスクは大幅に軽減されると期待されています。



雨水を効率的に分散・排水できるようになるため、これまで豪雨のたびに発生していた冠水や建物被害を防げるようになるのではないでしょうか。


東京都と板橋区は連携をし、大規模な防災・浸水対策を進めていきます。



私、近藤タカヒロは板橋区の区議会議員として引き続き、区民の皆さまに向けてどんどん情報発信をしていきます。