【防災・浸水対策】成増団地跡地にできる第二成増幹線工事の目的と未来について

板橋区議会議員の近藤タカヒロです。

近藤タカヒロ

今回は、成増団地跡地において大規模な工事をしている「第二成増幹線」について、東京都下水道局の資料をもとに現在わかっている情報をお伝えいたします。

【防災・浸水対策】成増団地跡地にできる第二成増幹線工事の目的と未来について


東京都下水道局の情報によれば、成増団地跡地を含む成増地域で進められている「第二成増幹線」工事は、地域の浸水被害を防ぐための重要な公共事業です。

「第二成増幹線」工事の目的、決定の経緯、現在の進捗と今後の計画、そして工事完了後について、公式資料をもとに説明します。

目次

成増団地跡地にできる第二成増幹線工事の目的(板橋区)

【防災・浸水対策】成増団地跡地にできる第二成増幹線工事の目的と未来について
引用:東京都下水道局のPDFより
【防災・浸水対策】成増団地跡地にできる第二成増幹線工事の目的と未来について
引用:東京都下水道局のPDFより

この工事の目的は、成増地域で発生してきた豪雨による浸水被害を大幅に軽減することです。

近年、都市化により雨水が地面に浸透せず、道路や建物に流れ込みやすくなっています。

これまでの成増幹線(既存の下水道)だけでは十分な排水能力が確保できないため、新たに「第二成増幹線」という地下トンネルを整備し、雨水を効率的に流せるようにする、という計画です。

成増地区における「第二成増幹線」決定の経緯

【防災・浸水対策】成増団地跡地にできる第二成増幹線工事の目的と未来について
引用:東京都下水道局のPDFより

東京都下水道局の説明によれば、成増地域では過去に何度も浸水被害が報告されています。

特に平成28年や29年の大雨では道路や建物に浸水が発生し、地域住民の生活に影響が出ました。

【防災・浸水対策】成増団地跡地にできる第二成増幹線工事の目的と未来について
【防災・浸水対策】成増団地跡地にできる第二成増幹線工事の目的と未来について
近藤タカヒロ

写真では伝わりづらいですが、成増は坂が多い地形のため、白子川周辺地域は成増駅周辺と比べ標高差が大きく、相対的に低くなっています。

東京都はこの状況を受け、第二成増幹線の計画を立案。

【防災・浸水対策】成増団地跡地にできる第二成増幹線工事の目的と未来について
引用:東京都下水道局のPDFより

約2.2km、直径約2.8m、深さ16~40mの大規模地下トンネルを建設することで、既存設備の補強と浸水対策を行う方針を決めました。

現在の第二成増幹線工事の進捗と今後のスケジュール

【防災・浸水対策】成増団地跡地にできる第二成増幹線工事の目的と未来について

当初、工事は令和5年度(2023年度)から着工予定でしたが、公園や道路、鉄道の管理者との調整に時間を要したため、スケジュールは見直されました。ただ現在は2024年末から着工されています。

【防災・浸水対策】成増団地跡地にできる第二成増幹線工事の目的と未来について
引用:東京都下水道局のPDFより

工事の施工順序は次の通りです

施工順序
  • 準備工
  • 成増北第二公園、撤去工事・仮囲い設置
  • 地中連続壁設置
  • 立抗掘削
  • 防音ハウス
  • シールド工事

工事の完了は令和13年度(2031年度)の予定です。工事中は交通誘導や防音対策を実施し、生活環境への影響をできる限り抑えると説明されています。

こちらに関しては、進捗が情報がわかり次第、どんどん情報を追記していきます。

第二成増幹線完了後の未来

【防災・浸水対策】成増団地跡地にできる第二成増幹線工事の目的と未来について
引用:東京都下水道局のPDFより

東京都下水道局の情報によれば、この工事が完了すれば、成増地域の浸水リスクは大幅に軽減されると期待されています。

近藤タカヒロ

雨水を効率的に分散・排水できるようになるため、これまで豪雨のたびに発生していた冠水や建物被害を防げるようになるのではないでしょうか。

【防災・浸水対策】成増団地跡地にできる第二成増幹線工事の目的と未来について

東京都と板橋区は連携をし、大規模な防災・浸水対策を進めていきます。

近藤タカヒロ

私、近藤タカヒロは板橋区の区議会議員として引き続き、区民の皆さまに向けてどんどん情報発信をしていきます。

近藤タカヒロ

近藤タカヒロは、自由民主党、板橋区議会議員です。

地元板橋区の皆さまに「明るい未来を想像し、創造する」この想いを胸に、皆さまの声を議会に届けます。

近藤タカヒロOfficialホームページ

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